目次
人の気持ちを考えすぎて、苦しくなっていませんか?
繊細な人ほど
人の気持ちを察知してしまう人ほど
相手がどうしてほしいかわかってしまう人ほど、時には自分の意志を強く持ち、自分の気持ちを優先させてみませんか?
繊細で、人の気持ちを考えて苦しくなってしまう人にほど、読んでいただきたい記事です。繊細な人が少しでも生きやすくなる、心が楽になるヒントをお伝えしていきたいと思います。
対人関係における繊細な人の特徴と弊害
対人関係における繊細な人の特徴を下記にあげました。
・人の意見や機嫌に左右されやすい
・相手の気持ちがなんとなくわかるので、自分の気持ちを押し殺しやすい
・期待に応えようと無理したり、がんばったりしやすい
・他人の意図を察知しやすいので、自分を後回しにしがち
・相手と自分の気持ちや意見に相違があった場合、わかるからこそ葛藤が起きやすい
・感情の動きや波を察知しやすく、気苦労しやすい・疲れやすい
・人といると、高感度センサーが自然と働いてしまうため、ひとりの時間が必要
などでしょうか。
どのくらい当てはまりましたか?
当てはまった数が多ければ多いほど、あなたはきっと人とつき合う上で、たくさんたくさん気を遣い、がんばっていらっしゃるのではないでしょうか。
そんなあなたに届けたい、と思って書いています。
【弊害その1】繊細さと抑圧
そして、どの項目に当てはまる方にも共通の特徴があります。繊細であるが故の弊害とも言えるでしょう。
それは、無意識で自分の欲求や本当の気持ち、本音を抑圧しやすい、ということです。
※抑圧とは、むりやり押さえつけること。ここでは、「心理的に、不快な観念や感情・記憶などを無意識のうちに押し込めて意識しないようにすること」という意味で使用しています。
気付いていますか?自分の本音
相手の気持ちや期待がわかればわかるほど、
自分を押し殺したり
後回しにしたり
相手に合わせたり
「私はまぁいっか」と妥協したり
期待に応えようとがんばったり
相手の気持ちに沿おうと葛藤したり、、していませんか?
こんな傾向が強い方には、おそらく抑圧していることにすら気付いていない場合も非常に多いです。
上記の項目に心当たりのある方は、まずは、自分自身が自分の欲求や本当の気持ち、本音を抑圧していないか、少し振り返ってみましょう。
そこに気付くことが、繊細な人が、自分の気持ちや感じていることを大事にする第一歩です!
【弊害その2】自分を優先できない
次に、弊害となってくるのは、「自分の本音に気付いても、気持ちがわかるからこそ自分の本音に沿った選択がしづらい」ということです。
つまり、自分の気持ちを優先できない、後回しにしてしまうことが起きやすいのです。
なぜ自分の気持ちを優先できないのでしょうか?
それは、繊細であるがゆえの優しさや、罪悪感、共感力、察知力etcが、自分を優先したり自分を貫くことを妨げてしまうことがあるからです。
ここでも、まずは、そんな自身の優しさや共感力、察知力を長所として認め、自分自身をねぎらってあげましょう。自分の特性、個性を肯定するということです。
【弊害その3】抑圧しすぎて、自分の欲求や気持ちがわからない、感じられない
日常的に、また子どもの頃から、抑圧の傾向が強い方は、抑圧が強く、「自分がどうしたいのかわからない」「自分の感じていることがわからない」といった状態まできてしまうことがあります。ここまで来ると、リハビリにはある程度の時間が必要になってきます。
このケースの場合は、無意識の奥の法まで自分の本音などがおいやられているため、自分の気持ちを抑圧しているかどうか、を振り返ってみてもわからないことがほとんどです。
こういった場合は、まず、自分の好きな方を選んでいい、自分の気持ちを感じていい、と自分に伝えてあげてください。
そして、自分は今、どちらが食べたいか、など、日常のちいさなことから、自分の気になる方、好きな方を選ぶ練習をしていけるといいですね!
【まとめ】繊細な人が、自分を大切にするには
このように、繊細であるほど、人の気持ちがわかればわかるほど、葛藤したり疲弊してしまうことも多いのだと思います。
それでも
自分の気持ちや気分や、したい方を選べるか
相手の期待や意向と違っても、自分の気持ちを貫けるか
相手がどうしてほしいのかわかっていても
自分を優先できるか
自分を大切にするって、こういうことではないでしょうか?
繊細な人ほど、
相手の気持ちを汲んで無理してしまう人ほど、
こうやって自分を大切にしてほしいと思います。
この大切に仕方をやってあげてほしい、と思います。
そして、大切な人ほど
その人のことが好きであればあるほど、
つい、相手の意に沿う方を選んでしまうかもしれない
それでも、自分を優先できるかどうか
自分の気持ちを大事にできるかどうか
時には、強い意志をもつことが必要な時もあるでしょう。(支配的な人には特に)
それは、今まで他人を優先してきた人にとっては、勇気のいることかもしれません。
それでも、この記事を読んで、自分を大切にする覚悟と勇気が少しでも湧いたらいいなと祈っています。